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機械設計

機械設計の若手エンジニアは知らない?設計者としてレベルアップには検査、評価、組立を知ること

2020年8月22日

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どうも、ぜっとんです。

 

機械エンジニアとして成長するためには、専門知識の勉強や実際に体験した経験が大切です。

 

ぼくも機械エンジニアの仕事を始めて10年ほど経ちますが、メインで設計をする前に製品の評価、検査(測定)、評価をするために製品の組立の仕事を合わせて3年ほど経験してきました。

 

 

実際に評価と検査、組立をしていることによって設計に約立つことがありました。

 

職場の若手エンジニアからは、

 

早く設計をしたいです!

 

と熱いメッセージを送ってきます。

 

そこで、機械設計の若手エンジニアに検査、評価、組立の3つの重要性を伝えていきます。

 

解説動画:若手機械エンジニアに知ってほしい!機械設計のレベルアップに重要な3つのこと

このブログの内容は、下記動画でも解説しています。

 

検査(測定)の必要性

検査は品質管理の部門で行います。

 

設計者が直接やらないから必要ないじゃん!なんで重要なの!

 

と声が聞こえてきそうです。

 

ですが、力強くお伝えしたいことがあります。

 

それは、機械設計者は自分が描いた図面を実際に「どうやって」受け入れ検査をするのか知っている必要があります。

 

なぜかといいますと、形状や寸法を実際に確認できない部品を設計してはいけないからです。

 

当たり前のことだと思いますか?ですが、当たり前と思っていてもやってしまうんです。

 

CADソフトを使えばどんな形状でも、どんな寸法でも描けちゃうんです。

 

CADソフトは便利なツールですが、設計をするときに怖いツールにもなります。

 

また製品の品質、形状、外観、寸法に不適合がある場合は修正や再手配を行います。

 

その際に、納期短縮やコスト削減のため設計者に問題ないか確認します。

 

自分が書いた図面の重要部位、重要寸法がわかっていないと適切な判断ができないため、納期やコストに影響してきます。

 

設計者として、適切な判断ができるようになるためには検査の経験が必要です。

 

評価の必要性

製品が要求仕様を満たしているか確認するために、評価を実施します。

 

新しい試みや前例のない製品を製作する場合は、試作品を数台制作して評価していきます。

 

評価でわかった課題を分析して対策を行うことで、不適合が少ない製品に仕上がっていきます。

 

適正な評価を行うことで、仕様通りの製品ができているか確認するため評価基準はできる限り定量的に考えます。

 

評価方法、評価基準は設計者が考えます。

 

製品、部品、素材それぞれに、適切な評価方法と定量な評価基準決めていくには、経験しないと判断できません。

 

また実機だけではなく、3DCADなどのツールを活用して機械設計の適正さを検証していきます。

 

機械部品の応力解析による強度計算、モーション解析による干渉チェックや軌跡精度など様々な解析手法があります。

 

設計者として、要求仕様を満たす製品を設計するときは、実物での評価経験、モデルでの解析経験が必要です。

 

組立の必要性

組み立ては製造部門で行います。

 

ですが、組立図通りに組むことができない場合、その原因を追求しないといけません。

 

他の部品と干渉する、組み立てることができないなど、機械設計に原因がある場合は、機械設計者が対処します。

 

組み立てでの修正は、機械完成の納期やコストに多大な影響を及ぼします。

 

機械設計者は、組立図、部品図の作成を細心の注意を払って出図することが重要です。

 

加えて組み立て手順や組み立て方法を理解して、組み立て可能なことと少しでも組み立てしやすく考える必要があります。

 

また、組み立てには精度や動作を確認する作業も含まれるため機械設計時にはここでの調整、確認方法を含めて具体的な実現可能な検討をしておくことも大切です。

 

設計者にとって、きれいな図面を描くことも仕事です。ですが、組み立て可能で組み立てやすくすることも重要です。

 

知識だけでは補えない経験は必要です。

 

さいごに

機械設計者としてレベルアップしていくために専門知識や経験も大切です。

 

ですが、検査、試作・評価、組立などの後工程について知ることも重要です。

 

より良い設計ができるためにも日々の勉強を大切にして、視野を広くしてきましょう!

 

それでは!

 

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