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機械設計

機械設計者が学びたい学問。「機械システム工学」とは

2020年10月24日

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どうも、ぜっとんです。

機械設計者になって10年ほどになりました。機械設計になるために学んだ学問は「機械工学」です。

ですが、月日が流れ今では「機械システム工学」が主流になってきました。

現役機械設計者の方や、大学選びをしている学生さんのために機械システム工学とはどんな学問なのか、機械システムを学んだらなにができるのか調べてみました。

解説動画:機械エンジニアが学びたい学問「機械システム工学」とはどんな学問?

このブログの内容は、下記動画でも解説しています。

今求められるモノづくり技術

機械工学の集大成と言われていた自動車や工作機は、今では急速にシステム化が進んでいます。

AI導入やロボット導入による自動化など例に挙げられます。

今の時代の機械設計という仕事は「設計」がメインではなく「開発」がメインになっています。

開発期間をどれだけ短縮できるか、どれだけコストを下げられるかです。

機械工学だけでは限界が来ていると断言します。

新しいものを実際に作る前は、シュミレーションソフトを使って実機を使わずに動かすことができる時代になっています。

ぼくの経験から言えることは機械工学成分が4割、残りの6割はメカトロニクスで自動車や工作機械は作られています。

機械システム工学は、機械工学と電気電子、制御技術などを幅広く学べる学問です。

まさにこれからの社会と産業を動かす学問と言えるでしょう。

機械システム工学でつながること

機械システム工学では、機械工学で学ぶモノづくりの基礎である4大力学の材料力学、機械力学、流体力学、熱力学に加えて、制御、電気電子を学ぶためハード面とソフト面を両方知識として持つことができます。

先述しましたが、今のモノづくりはデジタル化が急速に進んでいるため、ハード面だけではなくソフト面も理解できていることで幅が広がります。

例えば「自動車を設計したい」と思っている人がいたら今の時代はもう少し突っ込んで行く必要があります。

自動車の何を設計したいのかが大事です。

今の自動車は制御装置が多いので、電気やソフトがメインになってきます。

今後は自動運転が当たり前の世界になってくるので更に多くなるでしょう。

自動車のエンジンを設計したい場合は、がっつり機械工学を学べばいいと思います。あと10年は戦えるでしょう。

ですが、未来を見る場合は、メカトロニクス(電気やソフト)が主流になることを見据えて機械システムをガッツリ学ぶべきです。

機械システムを学ぶことによって、最先端技術を知ることができます。自分の成長を感じながらモノづくり世界の成長も肌で感じることができるでしょう。

さいごに

機械エンジニアは常に最新技術を調べていきます。

なぜなら今の科学の進歩がとてつもなく早いからです。

機械システム工学は今から必要になる学問だと思うので、機械システム工学について勉強していこうと思います。

それでは!

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